仕事中の嫌な出来事を家まで引きずってしまう。休日になっても気持ちが切り替わらず、休んだ気がしない。そんな日は、今いる場所と残っている体力を確かめてから、無理なくできる方法を選んでください。
職場で席を離れにくいなら、返信を保留し、戻ったら着手する作業を一つメモします。帰宅後は、水分や食事を取ったあと、仕事の通知を切ってください。休日に体力が残っている人は、慣れた道を歩くか、信頼できる人に話してみましょう。
この記事では、仕事中・帰宅後・休日に分けて12の方法を紹介します。考えが頭から離れない時の書き方と、休んでもつらさが続く時の相談先もまとめました。
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今いる場所と疲れ方から気分転換を選ぶ
気分転換に使える時間は、仕事や家事、その日の体調によって変わります。外出できないほど疲れている日に予定を増やすと、休むはずの時間まで消耗してしまいます。
迷った時は、次の表から今の状況に近い行を選んでください。体が重い日は、移動や準備がいらない方法から始めます。
| 今の状況 | まずすること | 次に読む場所 |
|---|---|---|
| 仕事中で席を長く離れられない | 返信画面を閉じ、次の作業をメモする | 仕事中の方法 |
| 帰宅しても仕事のことが離れない | 水分や食事を取り、通知を切る | 帰宅後の方法 |
| 休日なのに落ち着かない | 休む・外へ出る・人に話すから選ぶ | 休日の方法 |
| 同じつらさを繰り返している | 睡眠、仕事量、人間関係を確認する | 原因と相談先 |
職場では、強い言葉のまま返信せず、次の作業へ戻るための短い休憩を取ります。次の四つから、その場で可能なものを選びましょう。
仕事中にできる4つの気分転換
腹が立った直後や、ミスを指摘された後は、メールやチャットの返信を保留します。席を離れる前に、戻ったら何をするかもメモしておくと、休憩後に迷いません。
| 方法 | 向いている場面 | 仕事へ戻る準備 |
|---|---|---|
| 給湯室や自販機まで歩く | 同じ画面を見続け、集中が切れた | 席へ戻る時刻を確認する |
| 返信画面を閉じ、下書きで保存する | 腹が立ったまま返事をしそう | 落ち着いてから読み直す |
| 次に終える作業を紙へ書く | 何から手をつけるか決まらない | 書いた作業だけを開く |
| 画面から目を離し、遠くを見る | 目や頭が疲れて文章を追えない | 視線を戻し、作業を再開する |
席へ戻ったら、メモに書いた作業か、直前まで進めていた作業を開きます。ほかに気づいた仕事は別のメモへ移し、画面を増やさないようにしてください。
退勤後まで仕事のことが離れない日は、空腹や体の疲れを確認しましょう。まず着替えや食事を済ませ、仕事の画面から離れてください。
帰宅後にできる4つの気分転換
玄関を開けた時に空腹で、肩や腰も重いなら、水分や食事を取って着替えます。仕事着のままメールを確認し続けると、帰宅後も仕事の緊張が途切れません。
| 方法 | 向いている状態 | やり方 |
|---|---|---|
| 水分や食事を取る | 昼食が遅れた、空腹で集中できない | すぐ食べられるものを用意する |
| 着替えて、入浴かシャワーを済ませる | 肩や首に力が入り、仕事着のまま休んでいる | 入浴後は仕事の画面を開かない |
| スマホの通知を切る | SNSやニュースを見続けている | 必要な連絡先だけ着信を許可する |
| 気になる内容を紙へ書く | 明日の仕事を何度も考えている | 起きた事実と明日する作業を分ける |
食事や入浴を済ませても考えが止まらない時は、頭の中にある内容を紙へ移します。書き方は後半の表で紹介します。
休日には、平日の疲れを確認してから予定を決めてください。外出する体力があるか、誰かと話したいかも、選ぶ時の目安です。
休日にできる4つの気分転換
睡眠不足が残っている日は、外出の予定を取りやめ、家で休んでください。体力はあるものの家で考え込んでしまうなら、慣れた場所へ出かけて仕事から離れる時間を作りましょう。
| 方法 | 向いている状態 | 疲れを増やさない工夫 |
|---|---|---|
| 予定を減らして家で休む | 平日の睡眠不足が残っている | 空いた時間を家事で埋めない |
| 慣れた道を歩く | 家にいると考え込み、体力は残っている | 買い物や遠出を追加しない |
| 図書館やカフェへ行く | 部屋にいると仕事の画面を開いてしまう | 帰る時刻を先に決める |
| 信頼できる人に連絡する | 一人で考え続けている | 聞いてほしいのか、相談したいのかを伝える |
外出した後は用事を増やさず、帰宅して休める時間を残します。人と会うなら終了時刻を先に決め、翌日の予定に影響しない範囲で帰宅してください。
日々の予定を減らす方法や、疲れ方に合う休み方を詳しく知りたい人は、セルフケアの記事も参考にしてください。
場所を変えても同じことを考え続けてしまう時は、起きた事実と心配を分けて書きます。今夜対応する必要があることと、明日まで待てることを分けるためです。
考えが離れない時は事実と心配を分けて書く
頭から離れない出来事には、すでに起きたこと、まだ起きていない心配、次に必要な作業が混在しています。紙を三つの欄に分け、次の表に沿って書き出してください。
| 書く欄 | 例 | 書いた後 |
|---|---|---|
| 起きた事実 | 取引先から資料の修正を頼まれた | 確認できる内容だけを書く |
| 心配していること | 仕事が遅いと思われたかもしれない | 事実とは別の欄に置く |
| 次にする作業 | 出勤後に修正箇所を確認し、期限を返信する | 予定表へ入れる |
書き終えたらノートを閉じ、次に仕事を始めるまで見返しません。夜のうちに返信が必要な内容だけ、勤務先のルールに沿って対応してください。
仕事のことを書き出して区切りをつけたい夜に
起きた事実と明日の作業を分けて書く
起きた事実と明日する作業を分けて書いたら、ノートを閉じます。手元の紙でもできますが、同じ書き方を続けたい人は専用のノートを用意する方法もあります。
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翌日も同じ出来事で疲れるなら、睡眠時間、仕事量、人間関係のうち、繰り返し負担になっているものを確認しましょう。
同じつらさが戻る時は原因を減らす
次の表で、繰り返している原因と相談先を確認してください。仕事量や人間関係には、自分だけでは減らせない負担もあります。
| 繰り返している原因 | 確認すること | 次の対応 |
|---|---|---|
| 睡眠不足 | 就寝時刻、夜の連絡、休日の予定 | 夜の予定を減らし、睡眠時間を確保する |
| 仕事量が多い | 締切、優先順位、担当の偏り | 上司へ期限と分担を相談する |
| 人間関係で緊張する | 誰と、どの場面で困るか | 具体的な出来事を記録し、相談窓口へ伝える |
| 休日も予定が多い | 何も予定を入れない時間があるか | 休む時間を予定表へ入れる |
| 体調不良が続く | 睡眠、食欲、痛み、仕事や家事への影響 | 医療機関へ症状を伝える |
相談する前に、困った日時、起きたこと、生活への影響をメモしておくと、状況を説明しやすくなります。ほかの対処法と比べたい人は、ストレス解消法の記事もご覧ください。
予定や仕事量を変えても回復せず、眠れない日や食べられない日が続く時は、気分転換以外の助けが必要です。
眠れない・食べられない日が続く時の相談先
不眠、食欲の低下、強い不安や落ち込みが続き、仕事や家事ができなくなっている人は、医療機関や公的な相談窓口へ連絡してください。相談する時は、いつから症状があるか、食事や睡眠の状態、生活への影響を伝えます。
自分を傷つけたい、消えてしまいたい気持ちがある時は、一人で過ごさず、身近な人や緊急の相談先へ連絡してください。電話が難しければ、SNSやチャットで相談できる窓口もあります。
このあと何をするか迷う人は、最後の表で今の状況に近い行を選んでください。
このページを閉じた後にすること
今いる場所と体調に合わせ、次の行動を決めましょう。終える時刻も決めておくと、気分転換を続けすぎずに済みます。
| 今いる場所 | この後にすること | 終え方 |
|---|---|---|
| 職場 | 返信画面を閉じ、席を離れる | 席へ戻る時刻を確認する |
| 帰宅直後 | 水分や食事を取り、仕事の通知を切る | 入浴か着替えへ進む |
| 自宅で考え込んでいる | 事実、心配、明日の作業を分けて書く | ノートを閉じる |
| 休日 | 休む、歩く、場所を変える、人に連絡する | 帰宅後に休む時間を残す |
| つらさが続いている | 医療機関か公的な相談先へ連絡する | 症状と生活への影響を伝える |
選んだ方法が合わない時は、体調や場所に合う別の方法を試してください。同じつらさを繰り返す人は、仕事量や人間関係の負担を減らせないか、上司や相談窓口に話しましょう。
参考情報
厚生労働省は、ストレスへの対処として、睡眠・運動・食習慣、自分の状態の把握、リラックス、気分転換などを紹介しています。体調や生活に合わせて方法を選び、つらさが続く時は専門機関へ相談してください。
本ページは一般的な情報提供を目的としています。症状が続き、日常生活に影響が出ている時は、医療機関や公的な相談窓口へ連絡してください。

