「やりたいことを見つけたい」と調べているうちに、趣味や学びの候補ばかりが増えてしまう。人の楽しそうな様子を見ても、自分が同じように楽しめるのかは分からない。そんな迷いはありませんか。
最初から一生続けることを選ぼうとすると、決めにくくなるかもしれません。気になったことを一つ見つけて、今の暮らしの中で少し試してみる。実際に触れてから、続けたいか、別のものがよさそうかを考えてもよいでしょう。ここでは、暮らしの中で楽しみや学びを探すときの考え方を紹介します。
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気になったことを、候補として残してみる
本屋でつい立ち止まる棚や、続きを知りたくなった話はないでしょうか。植物の写真を見る、料理の作り方を調べる、旅先の地図を眺める。まだ「趣味」と呼ぶほどでなくても、興味の手がかりにはなります。
気になるものが見つかったら、何に惹かれたのかを少し考えてみませんか。旅の写真なら、その場所へ行きたいのか、風景を撮りたいのか、写真を見て楽しみたいのか。同じ写真からでも、試してみたいことは変わります。
覚えておきたい候補があれば、名前や気になった理由を短く残す方法もあります。毎日書いたり、決まった数を集めたりする必要はありません。次に時間ができたとき、思い出すためのメモです。
過去の楽しさは、どの部分が好きだったか考える
以前楽しめたことも、候補を探す手がかりです。ただ、今も同じ活動をそのまま続けられるとは限りません。旅行の計画が楽しかったなら、調べる時間が好きだったのか、予定を組むのが面白かったのか、誰かと相談するのが楽しかったのかを振り返ってみましょう。
調べることが好きなら、近くの街の歴史を読んでみる。予定を組むのが好きなら、休日の短い散歩コースを考える。以前の楽しさの一部分を、今できることにつなげる探し方です。
昔のことが思い浮かばなくても、無理に探すことはありません。最近気になったものから始められますし、以前好きだったものへの関心が変わっていても構いません。
興味と、続けやすい条件を分けて考える
やってみたい気持ちがあっても、時間や費用、移動、準備が気になることはあるでしょう。活動そのものへの興味と、参加するための条件を分けると、試し方を変えられる場合があります。
たとえば陶芸に興味があっても、毎週教室へ通うのは難しいかもしれません。その場合は、都合の合う単発体験を探す、展覧会で作品を見るなど、別の関わり方も考えられます。体験や見学には料金や予約条件があるため、申し込む前に確認したいですね。
ここにない活動でも、道具をそろえる前に見学できないか、短い時間で試せないかを考えられます。準備自体が楽しみなら、少しずつ道具を選ぶのもよいでしょう。予算や置き場所に無理が出ない範囲で、自分に合う始め方を選べます。
試したあとに、続けるかを考える
実際に触れてみて、「作品を見る時間が楽しかった」「誰かと話しながら作れたのがよかった」と、興味を引かれた場面に気づくこともあるでしょう。思っていた楽しさと違っても、試した時間が無駄になったとは限りません。次の候補や、別の楽しみ方を考える材料になります。
続けるか迷ったら、もう一度やってみたい部分があったかを振り返ってみませんか。料理は楽しかったけれど片づけが大変だったなら、品数や使う道具を減らす方法があります。活動は好きでも、通う時間が合わなかったなら、頻度や場所を変えて考えられます。
一回の体験だけで決めなくてもよいですし、合わなかったものを続ける義務もありません。「また機会があれば」「今は別のことが気になる」と、いったん保留にする選び方もあります。
紙に書いて考えたい方へ
気になることを残すノート
LUCASの「VISION NOTE」は、日付を自由に記入できるA5サイズ・142ページのノートです。目標や日々の記録に使う欄があります。決まった欄があるほうが書きやすい方は、中面の写真を見て、使いたい形か確かめられます。自由に書きたい場合は、手元の紙やメモでも構いません。
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複数の候補から、次に試すものを選ぶ
いくつか気になるものがあるときは、今すぐ一つに絞らず、次に試すものだけ選んでみてはいかがでしょうか。いちばん気になるものを選ぶ方法も、今の時間や予算で取り組みやすいものを選ぶ方法もあります。
たとえば、料理と写真の両方が気になるなら、今週は家にある材料で一品作り、別の日に散歩しながら写真を撮ってもよいでしょう。いつも同じことに取り組まなくても、それぞれを楽しめます。
仕事や進路として考える場合は、楽しかったという感想に加えて、働き方や必要な学習、生活との両立を調べる時間も必要です。このページでの小さな体験だけで、職業への適性や転職の判断までは決められません。人生の方向を考える際の読み物として、次の記事もあります。
何も選びたくない日は、探すのを休む
仕事や家事で手いっぱいの日に、新しい楽しみまで探そうとすると、やることが増えたように感じるかもしれません。そんな日は候補を決めず、今ある休み時間をそのまま過ごしてもよいでしょう。好きなものが見つからない日があっても、自分を急がせる必要はありません。
次に気になるものに出会ったら、少し触れてみませんか。続けるかどうかは、試してから考えても遅くありません。今の暮らしに合う楽しみ方を探していきたいですね。
日々の生活に支障が出るほどつらさが続くときには、趣味探しだけで解決しようとせず、相談先を利用する方法もあります。厚生労働省のまもろうよ こころでは、電話やSNSなどの相談方法を案内しています。

