室内で育てる観葉植物7選|暮らしに合う一鉢の選び方

ポトスを棚、パキラとモンステラを床に飾った室内のイラスト

部屋に観葉植物を飾りたいけれど、種類が多くて、どれなら自分にも育てられるのか迷っていませんか。見た目が気に入っても、自宅の明るさや水やりのことが気になると、購入を決めにくいものです。

この記事では、選ぶ前に確かめたい3つのポイントと、おすすめの観葉植物7種を紹介します。育てる手間や飾りたい場所、楽しみたいことを比べながら、暮らしに合う一鉢を探してみましょう。

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目次

植物を選ぶ前に、光・広さ・世話の手間を確かめる

育てやすいと紹介される植物でも、置く場所が合わなければ元気に育ちません。気に入った一鉢を迎えてから置き場に困らないよう、まず自宅の条件を見ておきましょう。

光は、日中、実際に葉を置く位置で確認します。この記事の7種なら、窓からの光が届き、強い直射日光が葉に当たらない場所が候補です。部屋が明るく見えても、棚の奥や家具の陰は光が不足しがちです。自然光が届かない場所では、植物用ライトで補うか、別の置き場所を考えます。

鉢が収まる幅と、葉やつるが伸びる先の余裕を合わせて確かめましょう。通路をふさがず、水やりの際に鉢を動かせる場所を選ぶと、飾った後の世話もしやすくなります。

世話の手間を抑えたいなら、土が十分に乾いてから水を与えるサンスベリアやZZプラントが候補です。土の湿り気を保つ植物とは水やりの間隔が違います。ただし、回数は季節や鉢で変わるため、何日も見ずに育てられるという意味ではありません。

暮らしに取り入れたい楽しみから選ぶ、観葉植物7選

置ける場所が見えてきたら、次はどんな緑を楽しみたいかで比べてみましょう。水やりを控えめにできるもの、棚やデスクに飾れるもの、大きく育つ姿を楽しめるものを紹介します。

ペットや小さな子どもがいる家庭では、葉を口に入れたり、鉢を倒したりしない位置を選びます。植物ごとに注意点が異なるため、手や口が届く場所に置く場合は、購入前に種類別の安全情報も確認しましょう。

水やりの手間を抑えて緑を飾る「サンスベリア」

緑を飾りたいけれど、水やりの手間はなるべく抑えたい。そんなときに候補になるのがサンスベリアです。厚い葉を持ち、乾燥に耐えるため、土が乾くまで水を足さずに育てられます。葉が上へ伸びる株なら、つるを垂らす植物とは違う飾り方も楽しめます。

横しま模様の厚い葉がまっすぐ立つサンスベリアのイラスト

こんな方におすすめ

  • 水やりの回数を抑えたい方
  • つるを伸ばさず、上に伸びる葉を飾りたい方
  • 家具のそばに縦長の緑を添えたい方

管理の要点は、水を与えすぎないことです。水はけのよい土を使い、土が十分に乾いてから水を与えます。光が少ない場所にも耐えますが、光の届かない場所で育つわけではありません。背の高い品種と葉が鉢元にまとまる小型品種では必要な広さが違うので、置き場所に合わせて選びましょう。

床置きの例として、ローレンチの7号鉢があります。販売ページの目安は全高約70cm、最大幅約35cmで、プラスチック製の受け皿付きです。小さな棚向けの株ではないため、床の置き場所と寸法を比べてみてください。

ゆっくり育つ緑を部屋の定番に「ZZプラント」

ゆっくり育つ一鉢を部屋の定番にしたいなら、ZZプラントも選択肢です。ザミオクルカスとも呼ばれ、肉厚でつやのある小葉が並びます。成長は緩やかですが、高さも幅も増すため、置き場所にはその分の余裕を見ておきましょう。

つやのある楕円形の小葉が並ぶZZプラントのイラスト

こんな方におすすめ

  • ゆっくり育つ植物を長く眺めたい方
  • つやのある濃い緑の葉を飾りたい方
  • 水やりを控えめにできる植物を探している方

葉や地下の太った部分に水を蓄え、乾燥に強い性質があります。土の内側まで十分に乾いてから給水し、湿っている間は水を足しません。弱い光にも耐えますが、育てる場所は明るい間接光が届くところが適しています。

下の販売ページでは、プラスチック鉢入りのザミオクルカスを1鉢ずつ扱っています。商品説明には5号・6号・7号が記載されているため、注文するサイズを確認しましょう。株の高さ・幅や受け皿の有無は、購入前に販売店へ確かめておくと、置く場所を決めやすくなります。

棚からつるを垂らして飾る「ポトス」

床に大きな鉢を置く余裕がないときは、棚に置ける小鉢が候補です。ポトスはつるが伸びる植物なので、棚の端から葉を垂らす飾り方に向いています。緑一色や黄色・白の模様が入る葉など、品種によって違う表情を選べるのも魅力です。

ハート形の斑入り葉と棚から伸びるつるが分かるポトスのイラスト

こんな方におすすめ

  • 床に鉢を増やさず、棚に緑を取り入れたい方
  • つるが伸びる様子を楽しみたい方
  • 葉の模様や色合いも選びたい方

窓からの間接的な光が届き、つるが下の物にかからない場所に置きます。水はけのよい土を使い、土が乾いてから給水しましょう。光が不足すると斑入りの模様が目立たなくなる場合があります。長く伸びたつるは切り戻して整えられるので、飾りたい長さに合わせて手入れする楽しみもあります。

黄色い模様の入るゴールデンの3.5号鉢は、受け皿と育て方説明書付きです。販売元が示す鉢の寸法は直径約9.3cm・高さ約8.8cmで、株全体の大きさではありません。棚に飾るときは、届く株の幅とつるの長さも確認しましょう。

デスクに小さなヤシを迎える「テーブルヤシ」

小ぶりなテーブルヤシなら、デスクやサイドテーブルにもヤシの緑を取り入れられます。一本の軸に細い小葉が並び、羽のように広がる姿が特徴です。葉が茂った鉢には複数の株が一緒に植えられているものもあり、同じ鉢の大きさでも葉の広がり方は違います。

細かな小葉が羽状に広がるテーブルヤシのイラスト

こんな方におすすめ

  • 大きな鉢を置かずにヤシの姿を楽しみたい方
  • デスクやサイドテーブルに緑を添えたい方
  • 細かな葉が広がる姿を間近で眺めたい方

明るい間接光の下でよく育ち、弱い光にも耐えます。土が少し乾いた段階で水を与え、適度な湿り気を保つ育て方です。乾燥に強いZZプラントと同じように長く乾かす管理には向きません。また、小鉢で買っても成長するため、ずっと机に収まる大きさとは考えずに選びましょう。

チャメドレア・エレガンスの3.5号鉢には、受け皿と育て方説明書が付いています。鉢の寸法は直径約9.3cm・高さ約8.8cmですが、葉は鉢の外へ広がります。パソコンや本のそばに置くなら、株全体の幅も確認して選んでください。

リビングで木のある暮らしを楽しむ「パキラ」

リビングに木を一本置きたいときは、幹のあるパキラが候補になります。幹の先で葉が手のひらのように広がり、背丈のある株は床置きに向いています。編み込まれた幹は、複数の若い幹を組み合わせた仕立てです。まっすぐな幹や編み幹など、枝葉と幹を合わせた姿から好みを探せます。

幹の先で手のひら状に葉を広げるパキラのイラスト

こんな方におすすめ

  • リビングに木を一本迎えたい方
  • 幹から葉が広がる姿を眺めたい方
  • 小さな株を育てていく楽しみも味わいたい方

ここで扱うのはパキラ・アクアティカです。強い直射日光を避け、水はけのよい土で適度な湿り気を保ちます。土を乾かしすぎると葉を落とす場合があるので、サンスベリアのように十分に乾かして待つ管理とは分けて考えましょう。葉が横へ広がる余裕も必要です。

紹介する商品はアクアティカの5号鉢です。販売元は、入荷時期や生育状況で高さや葉の量が変わり、鉢の色・デザインも変わると案内しています。床に置いてすぐに背丈を楽しみたいなら、届く株の高さと幹の仕立てを確認してから選びましょう。

大きな葉が育つ変化を楽しむ「モンステラ」

緑のある景色を一鉢で大きく変えたいなら、モンステラ・デリシオーサが候補です。大きく育った葉の切れ込みや穴が特徴ですが、小さな株の若い葉には切れ込みがないものもあります。若い葉と育った葉の違いを眺められるのも、育てる楽しみの一つです。

大きな葉の切れ込みと横への広がりが分かるモンステラのイラスト

こんな方におすすめ

  • リビングに大きな葉の緑を飾りたい方
  • 若い葉と育った葉の違いを楽しみたい方
  • 一鉢を大きく育てる楽しみを味わいたい方

茎は周囲のものに登る性質があり、室内では支柱などで支えながら育てます。葉が広がる場所と、成長後の高さを確保できる部屋向けです。強い直射日光を避けた暖かい場所に置き、水はけのよい土がほぼ乾いてから水を与えます。狭い棚に小さく収めたまま育てたい場合は、ほかの候補も見比べてください。

下の商品はデリシオーサの6号・1個売りです。商品説明にある成熟した葉の寸法は、届く株の寸法とは異なります。現在の高さ・葉幅に加え、鉢や受け皿、支柱がどこまで付くかを販売店へ確認しましょう。

子株を増やして楽しみを広げる「オリヅルラン」

育てるうちに新しい鉢を増やす楽しみも味わいたいなら、オリヅルランが向いています。長く伸びた茎の先に子株を付け、その子株を分けて育てられる植物です。弓なりの葉と子株が下へ垂れるため、棚や吊り鉢から飾ると、その姿を見やすくなります。

弓なりの細い葉と垂れた子株が分かるオリヅルランのイラスト

こんな方におすすめ

  • 一鉢から少しずつ植物を増やしてみたい方
  • 子株が育つ様子を眺めたい方
  • 棚や吊り鉢から葉を垂らして飾りたい方

強い直射日光を避け、適度な湿り気のある土で育てます。一時的な乾燥には耐えますが、乾かしたまま育てる植物ではありません。子株が付く時期や数は光などの条件で変わるため、買ってすぐに増やせるとは限りません。まず親株を育て、子株が育ってから鉢を増やす楽しみにつなげましょう。

紹介するのは、斑入りのオリヅルランが植わった4号の吊り鉢です。葉や子株が下がる分の高さも含めて飾る場所を考え、現在の株の広がりと子株の有無、吊り具の仕様は販売店で確認してください。

水やりの前に、土の内側まで乾き具合を確かめる

一鉢を迎えたら、紹介した種類ごとの乾かし方をもとに、水を与えるタイミングを見ていきます。同じ種類でも、鉢の大きさや土、季節、置き場所で乾く速さが違うため、日数だけで決めることはできません。

土の表面の色が薄くなるのは、乾いてきた目安の一つです。ただし、表面が乾いて見えても内側は湿っている場合があります。色だけで判断せず、指を差し入れて湿り気も確かめましょう。持ち上げられる小鉢なら、水やり後に水を切ったときの重さと比べてみてください。鉢が軽くなっていれば、土が乾いてきた目安です。

サンスベリアやZZプラントは、土が十分に乾いてから水を与えます。テーブルヤシは少し乾いた段階で与えるので、複数の鉢を同じ乾き具合まで待つ必要はありません。土の種類によって触れた感触も違うため、最初の購入時に、その鉢で給水を判断する状態を販売店へ聞いておくと分かりやすくなります。

水は鉢底から流れるまで与え、受け皿にためない

底穴のある土植えの鉢では、水を与えると決めたら、鉢底から流れ出るまで注ぎます。受け皿や鉢カバーに残った水は捨て、土が湿り続けないようにしましょう。穴のない器を使う場合は、排水できる鉢を内側に入れ、取り出して水を切れる組み合わせにします。

シンクへ運べる小鉢なら、水やりから水切りまでをそこで済ませましょう。しずくが落ちなくなってから戻すと、周囲をぬらしにくくなります。葉が茂って鉢元へ注ぎにくいときには、葉の間に差し込める細いノズルの水差しも役立ちます。

好きな緑が見える、いつもの部屋へ

棚から垂れる葉を楽しむのか、デスクに小さなヤシを迎えるのか、リビングで一鉢を大きく育てるのか。置ける場所と続けられそうな世話の範囲が分かると、見た目の好みも選びやすくなります。最初からいくつも揃えず、くつろぐときに目に入る一鉢から楽しんでみてください。

植物を飾るのに合わせて、ソファから見える景色や家具の配置も整えたいなら、次の記事で部屋づくりの考え方を紹介しています。

木の幹や枝、季節ごとの姿にひかれるなら、盆栽も選択肢です。マツやモミジなどの盆栽は屋外管理が基本で、室内向けの熱帯性の樹種とは条件が異なります。次の記事では、その違いと最初の一鉢を選ぶ準備を紹介しています。

写真:Sage Ross「Japanese Maple bonsai, 2011-05-29」/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)。既存の縮小・WebP変換画像を使用。

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この記事を書いた人

癒しとくつろぎの杜 編集部は、日々の疲れや人間関係の悩みに寄り添い、心と体をゆるめる考え方、暮らしの整え方、休み方のヒントをお届け。誰もが自分のペースを取り戻せるよう、やさしく実用的な情報を発信していきます。

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