居心地のいい部屋の作り方

居心地のいい部屋の作り方

家に帰って、好きな椅子に腰を下ろす。飲み物を置き、本を開こうとしたら、テーブルは郵便物でいっぱい。部屋をもっと心地よくしたいと思うきっかけは、こんな日常のひとこまにもあります。

まず目を向けたいのは、いつもくつろぐ場所の周りです。読みかけの本を置く棚や、夜にともす明かりも、そこで何を楽しみたいかで選び方が変わります。自分の好きな時間を思い浮かべながら、身近な場所から部屋を整えてみませんか。

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まずは、部屋で楽しみたい時間を思い浮かべる

同じ部屋でも、本を読む人と、映画を観る人では使いやすい家具の配置が違います。読書なら本と飲み物を手元に置けること、映画なら画面を見やすい向きに座れることが大切です。好きな時間の過ごし方から考えると、部屋のどこを変えたいかが見えてきます。

たとえば、窓際でお茶を飲むのが好きなら、そこに椅子を置く案もあります。ただ、午後の日差しがまぶしい窓なら、少し離れた場所のほうが過ごしやすいかもしれません。写真で見た配置をそのまま写さず、いつもの暮らしに合わせて選んでいきましょう。

一人暮らしのワンルームなら、食事も仕事もくつろぐ時間も同じテーブル、ということもあるはずです。仕事が終わったらパソコンを棚へしまい、マグカップを置けるくらいの場所を空ける。それだけでも、そのテーブルで本を読んだり、お茶を飲んだりできるようになります。

座った場所から見える景色を整える

過ごしたい場所が決まったら、そこから眺める部屋にも目を向けてみましょう。ソファの正面に洗濯物や書類が重なっていると、座ったあとも家事の続きが気になるかもしれません。普段の席から見える棚やテーブルを、片づける手がかりにできます。

書類はファイルへ、読みかけの雑誌はかごへ。中身が見えない収納にすると、表紙やパッケージの色がいくつも並ぶ状態を変えられます。一方で、毎日使う物まで奥へしまうと取り出しにくいため、使う頻度に合わせた置き方が必要です。

そして、好きな物まで全部隠すことはありません。旅先で買った器や、お気に入りの写真が目に入るのも、自分の部屋で過ごす楽しみです。棚の一角を空けて飾ると、それぞれの形や色を眺めやすくなります。

色選びの手がかりになるのは、すでに部屋にある大きな家具です。ベージュのソファなら、同じ色を含むクッションを合わせ、好きな青や緑を添えるといった選び方があります。

夜は、部屋の明かりと手元の明かりを組み合わせる

昼間に気に入った部屋も、夜には違う表情になります。天井の照明だけをつけたときと、棚の小さなランプをつけたときでは、光が届く場所も、壁にできる影も違うためです。

読書をするときは、部屋の明かりを残して、読書灯の光をページへ向ける使い方があります。全体を照らす光と手元の光を組み合わせる考え方は、IKEAの照明ガイドでも紹介されている方法です。

読書灯で本を照らし、棚のランプで部屋の明かりを補ったリビングのイラスト

同じスタンドライトでも、ページへ光を向けたいのか、壁を照らしたいのかで置き方は変わります。過ごしたい場面に合わせた組み合わせの例が、次の表です。

過ごしたい場面明かりの組み合わせ方
椅子で本を読む部屋の明かりに、ページへ光を向けられる読書灯を添える
ソファで会話を楽しむ部屋全体の明かりに、棚や壁を照らすランプを組み合わせる
テーブルで手紙を書く周囲の明かりを残し、ペン先や紙を照らす手元灯を使う

どの場面でも、光源が目に直接入る位置は避けたいものです。暗くすることだけを目標にせず、手元や通り道が見える明るさを残しましょう。照明を置く際は、コードが歩く場所を横切らない位置も大切になります。

出し入れのしやすさと、歩きやすさを一緒に考える

せっかく椅子の周りが整っても、帰宅するたびにバッグを床へ置いていたら、また通り道が狭くなってしまいます。収納場所は、物を使う場所や、家の中での動きと近づけて考えるのがこつです。

玄関で外す鍵には近くのトレー、ソファで使うひざ掛けには脇のかご。部屋の隅まで戻しに行かずに済む置き場なら、使い終わったときに手を伸ばせます。よく見える場所に置くかごは、素材や色も楽しんで選びたいものです。

ただし、置き場を増やすときは、扉や引き出しを開けた状態も忘れずに。かごが邪魔で収納を開けられないと、物を戻すたびに動かすことになります。収納用品を買うなら、置く幅や奥行きに加え、中身を出し入れする余地も見ておきましょう。

肌に触れる布や、耳に届く音にも目を向ける

見た目は好きなのに、座っていると落ち着かない。そんなときは、椅子やソファに触れた感触を変えてみる方法もあります。さらっとしたカバー、柔らかなクッション、膝に掛ける薄手の布など、気になる場所に合うものが候補です。

たとえばソファの張り地が冷たく感じる季節には、好みの手触りのブランケットを掛けておくと、座るときにすぐ使えます。店頭で触れられるなら、肌に当たる感触を確かめてみましょう。日常的に使う物なので、自宅で洗えるかどうかも選ぶ際の目安になります。

音の好みは、一緒に暮らしていても違うものです。家族が音楽を聴いていて、自分は静かに本を読みたい。そんなときはイヤホンを使ったり、別の部屋へ移ったりして、お互いの楽しみを続ける方法を相談してみませんか。

好きな香りは、同じ部屋で過ごす人と楽しむ

部屋の雰囲気をもう少し変えたくなったら、香りを添える楽しみもあります。ただ、香りの好みは人それぞれ。自分が好きな香りでも、同じ部屋で過ごす人には強く感じられることがあるため、共有する場所では一緒に選びたいところです。

すでに好きな香りがあり、ルームフレグランスを探しているなら、香りの種類と容量を見ながら候補を絞れます。下で紹介するヘトラスの商品は500ml入りなので、小さなサイズで試したい人には大きめです。販売ページの香りの説明だけでは実際の香りまでは分からないため、名前の印象だけで決めず、店頭などで確かめられる機会があれば試してから選びましょう。

置き場所にも注意が必要です。販売者は、小さな子どもやペットが触れられない場所での使用・保管と、液体が家具や衣類などに付かないようにすることを案内しています。使用中に気分が悪くなった場合は使用を中止するという注意事項もあるため、香りが合わないときは使い続けないでください。

好きな時間を過ごせる部屋に

郵便物の置き場が決まり、テーブルには本と飲み物が並ぶ。夜の読書には手元の明かりがあり、顔を上げるとお気に入りの写真が見える。どんな部屋にしたいか迷ったときは、そこで過ごしたい時間から考えてみませんか。

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この記事を書いた人

癒しとくつろぎの杜 編集部は、日々の疲れや人間関係の悩みに寄り添い、心と体をゆるめる考え方、暮らしの整え方、休み方のヒントをお届け。誰もが自分のペースを取り戻せるよう、やさしく実用的な情報を発信していきます。

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