香水のノートとは?トップ・ミドル・ラストの選び方

香水のノートとは?トップ・ミドル・ラストの選び方

店頭で試した時はすっきりしていた香水が、帰り道にはやわらかく甘く感じられる。香水には、時間がたつにつれて印象が変わる楽しみがあります。その変化を知る手がかりが、商品説明に出てくる「トップ・ミドル・ラスト」です。

三つの言葉が分かると、「最初の爽やかさが好き」「後に残る木の香りも気になる」と、香水を選ぶ時の見方が少し広がります。香料の名前を全部覚えなくても大丈夫。まずは、気になる一本の説明を読めるところから始めてみましょう。

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トップ・ミドル・ラストは、香りのどの部分?

香水の「ノート」は、香りの特徴を表す言葉です。トップ、ミドル、ラストに分けて書かれている場合は、つけた直後から後に残る香りまで、時間の流れに沿って読むことができます。

ノートの名前香りの特徴
トップノートつけてすぐに感じやすい、第一印象となる香り
ミドルノート(ハートノート)少し時間がたつと感じやすくなる、香水の中心となる香り
ラストノート(ベースノート)後まで残りやすく、香りの土台となる部分

こうした変化が生まれるのは、香料によって蒸発する速さが違うためです。ただ、三つの香りが決まった時刻に入れ替わるわけではありません。変わり方は少しずつで、印象が大きく動く香水もあれば、比較的変化の穏やかなものもあります。

香水の説明を、一つ読んでみましょう

たとえば、ジョー マローン ロンドンのイングリッシュ ペアー & フリージア コロン。公式の商品説明では、トップにウィリアム ペアー、ハートにフリージア、ベースにパチョリが挙げられています。

この表示から浮かぶのは、洋梨のみずみずしさに、花と木を思わせる香りを重ねた構成です。ウィリアム ペアーは洋梨、フリージアは花の名前。パチョリについては、同ブランドが深みのあるウッディな香りとして紹介しています。

ここで「洋梨の香りが好きだから、試してみたい」と思えたら、それだけでも候補を選ぶ手がかりになります。一方で、同じ洋梨が書かれた香水でも、組み合わせる香りが違えば印象は変わるもの。名前から想像した香りを、店頭で確かめる楽しみが残っています。

紙で出会って、肌で確かめる

気になる香水が見つかったら、まずは店頭のムエットで香りを試してみましょう。ムエットは、香水を吹きかけて使う試香紙のこと。いくつかの香りを比べる時にも使われます。

紙では好きだった香りが、肌につけると少し違って感じられることもあります。そのため、候補が絞れたら、身につけた時の印象まで確かめたいところです。試す場所や量は商品の案内に従い、肌に合わない時は使用をやめてください。

試した後は、その場で購入を決めず、別の売り場を見たり、用事を済ませたりしてから香りを感じてみるのも一案です。「さっきの爽やかさが落ち着いて、今の方が好き」という出会いもあるかもしれません。少し時間を置くことで、トップの後に続く香りも楽しめます。

迷った時は、「花の香りは好きですが、甘すぎないものを探しています」のように、感じたことをそのまま店員さんへ伝えてみてはどうでしょう。専門用語が分からなくても、好きなところと苦手なところを話せれば、次の一本を一緒に探す手がかりになります。

家でゆっくり比べたい時は、試香紙を

手元に香水やサンプルがいくつかあるなら、家で紙に吹きかけて比べるのも楽しい時間です。それぞれ別の紙を使い、香水の名前を書いておけば、似た瓶でも取り違えずに比べられます。

香水の瓶と試香紙を並べ、一本を手に取って香りを確かめるイラスト
試香紙で香水を比べるイメージ

レソンシエル ジャポンのムエットは、香りの付いていない試香紙100枚のセット。長さ130mm、幅12mmで、香水は付属しません。店頭で試すだけなら、新しく買いそろえる必要はありませんが、手持ちの香水を何度か比べたい方には道具の選択肢になります。

同じ名前の香水でも、タイプを見て選ぶ

香水を買う時には、商品名の後にある「オードトワレ(EDT)」「オードパルファン(EDP)」にも目を向けたいところです。ディプティックの公式案内では、この二つを、それぞれ異なる表情を持つ香りとして紹介しています。

店頭で気に入った香水を後から通販で買うなら、名前に加えて、その時に試したタイプまで合わせると選び間違いを防げます。配合や肌によって持続の仕方も違うので、タイプの表示は参考にしつつ、実際に試した時の感じ方を大切にしたいですね。

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この記事を書いた人

癒しとくつろぎの杜 編集部は、日々の疲れや人間関係の悩みに寄り添い、心と体をゆるめる考え方、暮らしの整え方、休み方のヒントをお届け。誰もが自分のペースを取り戻せるよう、やさしく実用的な情報を発信していきます。

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